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    スポーツマネジメント学科1年生「基礎演習」で教員紹介プレゼンテーションを行いました。 (2021.07.01)

     予め決められたことを聞き出す能力、その聞き出した内容を言葉や図、写真、イラストを使って説明する能力、さらにその内容を時間内にまとめる能力を競い合う、教員紹介プレゼンテーションプログラムが、スポーツマネジメント学科一年生の必修科目「基礎演習」の一環として2週間にわたって行われました。
     この教員紹介プレゼンテーションプログラムは、スポーツマネジメント学科一年生46人が、一班3~4人の12班に分かれて行われました。発表内容は、担当教員の ①出身地、②大学生活の思い出、③ 専門分野、④ ゼミ活動、⑤ 学生へのメッセージの5項目です。その5項目を聞き出した上で、その内容についてパワーポイントを使って、プレゼンテーションするというものです。プレゼンテーションでは、班全員がその場で読み上げることがルールです。評価基準として4項目が設けられました。 ①発表時間7分~10分、② 声の大きさ、③ チームワーク、④ スライドや発表の工夫 です。
     本番の発表では、緊張した面持ちで、スマホに書いた原稿を読みながら、イラストや写真を使って聞き出した内容を自分たちの言葉に置き換えて説明する班、インタビューを動画撮影してきた班、またクイズ形式で全員に挙手を求めながら教員を紹介する班など、それぞれの班でさまざまな工夫を見ることができました。中には教員出身地の紹介に関連して、その出身地の特産品を紹介したり、プライベートにも踏み込み、趣味の話や、家族の写真をスライドに載せる班もあり、それぞれにユニークな紹介方法も見ることができました。また、パワーポイントのスライドショーにおいても、カット、カットで画面を切り替えるのではなく、内容によっては幕が開くようなスクリーン形式で画面を切り換える手法も取り入れるなど、発表にも工夫を見ることができました。
     聞き出した内容をそのまま伝えるのではなく、自分たちの言葉に置き換える言語化能力、わかりやすく説明する解説能力、パワーポイントのいろんな機能を使用してのプレゼンテーション能力は、今後の授業で活かされることが期待できそうです。加えてこのプレゼンテーションは、すべての学生にとって、班ごとに工夫されたプレゼンテーション技法を共有する貴重な場になったのではないかと思われます。
                              
     文:特任教授 大内斎之