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【経営学実地研究(片上・伊部)】“5寸釘によるペーパーナイフづくり”に挑戦! (2014.05.19)
今年度の経営学実地研究(片上・伊部)では、「地域の産業や商業を学び、コミュニティ・ビジネスを考える」をテーマに実地研究を行っています。そこで、県央地域の産業を学び、体験することを目的に、5月17日(土)に「三条鍛冶道場」を訪問し、“5寸釘によるペーパーナイフづくり”に挑戦しました。今年度は、留学生の受講者が多く、留学生たちが日本の産業を知る上でも大変貴重な経験となりました。
長谷川晴生館長様から5寸釘を用いたペーパーナイフの作り方について簡単なレクチャーを受けた後、実際に工房で製作活動を行いました。まず、5寸釘(普通鉄)の頭の部分を平たくつぶし、握りの部分を平らに打ちのばす作業から始まりました。担当の方々の指導を受けながら、握りの部分をねじったり、刃の部分を金槌で叩いてのばしていったりと、悪戦苦闘しながらペーパーナイフの形づくりを行いました。次に、ベルトサンダーを使って形状を整えたり、刃部を両刃に仕上げる作業や全体をブラスト加工(ブラストマシンで空気圧を利用して鉄の表面を滑らかにする)し、表面を綺麗にするなどの工程を経て、刃部を研磨して、オリジナルなペーパーナイフに仕上げました。
受講者たちは、5寸釘が職人の方々の手助けを得て、見事にペーパーナイフに変わっていく姿に、驚きと凄さを感じていました。
経営学実地研究(片上・伊部)では、今後も地域の産業や商業に関する経験や体験を通じながら、地域の課題を発見し、地域に必要不可欠な“コミュニティ・ビジネス”を模索していきたいと考えています。
文・写真 伊部 泰弘
平らに打ち延ばす作業
両刃に仕上げる作業
長谷川館長様と自慢のペーパーナイフとともに…