大学時代に進んで得た
経験と学びが
仕事を支えています

新潟県江南警察署
地域課 亀田駅前交番 勤務

川上 千陽 さん 経営情報学科 2023年3月卒業

大学で広がった世界観

幼い頃から父が駐在所で働く姿を見ていて、物心がついた時には警察官になりたいと思っていました。高卒でも警察官になることは可能ですが、自分は高校までずっと野球漬けだったこともあり社会経験が少ないと感じていたので、大学で経済を学んだり、アルバイトをするために進学を決めました。
新潟県警察への就職を目指していたので進学先は県内に絞り、その中で公務員の資格サポートが手厚い経営大を選びました。
在学中はゼミで食育イベントを企画し、周りが敬遠する企画書作成や企業へのプレゼンを率先してやることで自分に力がついたと思います。また、接客業や運送業のアルバイトでは、さまざまな年代や多国籍の方と触れ合う機会が多くありました。就職前に社会経験を積むことができ、現在の仕事でもプラスになっています。

社会での成長プロセス

駅前の交番に勤務し、巡査として事件・事故の初動捜査やパトロール等の仕事に従事しています。
日々の勤務では市民の困りごとに対応することもありますが、人との接し方や言葉遣いに関しては大学時代のアルバイトの経験が活きていると感じます。市民の方からの相談や事件・事故対応の後には書類を作成するのですが、ここでは大学で企画書をたくさん書いた経験が役立っています。
公務員試験を経て、実際の現場で働く前には半年間、警察学校に入校します。そこで出会った教官をはじめ、職場での上司や先輩方には、丁寧に指導してもらい、警察官としてできることが増えてきたと感じていますが、携わったことが市民の方々の役に立ち、感謝の言葉をいただくと働きがいを実感します。

高校生へのメッセージ

自分は大学で苦手なことでも積極的に取り組むことを意識したことで、警察業務でも自分から前へ出て動くことができていると思います。警察官になるという目標があったので、二年次には法律を学ぶという選択につながりました。将来の選択が明確になっていれば、その分野を深く学ぶためのコース選択が可能になり、卒業後に役立つ知識を身につけることができます。
やりたいことが分からない時は、リクルートセンターへ行って職業一覧の資料を見たり、先生に思っていることを話してみるとヒントがあるかもしれません。大学4年間をどう過ごすかによって、その後の人生が大きく変わると思います。ぜひ、なりたい職業ややりたいことを見つけて、それに向かって自分で道を切り拓き、後悔のない大学生活を送ってほしいです。
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